公共工事の入札に参加するためには、3つのステップをクリアする必要があります。

建設業許可
入札参加希望業種の建設業許可を取得する。
経営事項審査
入札参加希望業種の経営事項審査を受けて、総合評定値(P点)を請求する。
入札参加資格審査
公共工事の各発注機関の入札参加資格審査を受ける。

入札参加資格審査は「客観的事項」と「発注者ごとに評価する事項」に分かれる

公共工事の各発注機関は、競争入札に参加しようとする建設業者についての資格審査を行うこととされており、当該発注機関は欠格要件に該当しないかどうかを審査したうえで、客観的事項と発注者ごとに評価する事項の審査結果を点数化し、順位付け、格付けをしています。

客観的事項は経営事項審査の総合評定値(P点)で評価される

「客観的事項」の点数に利用されるのが、経営事項審査で算出される総合評定値(P点)になります。

経営の状況、経営の規模、技術的能力等の客観的事項については、どの発注機関が行っても同一の結果となるべきものであるから、各々の発注機関が個別的に行うよりも、特定の第三者が統一的に一定基準により審査するのが効率的である。このため昭和36年5月の建設業法改正において、経営事項審査制度が確立した。(建設業法解説 大成出版社)

発注者ごとに評価する事項は、自治体の意向に合わせて項目が設けられる

富山県の建設工事の入札参加資格審査の「発注者ごとに評価する事項」

  • 除雪業務等の受託実績
  • 災害協定への参加
  • 消防団協力事業所の認定
  • 「元気とやま!子育て応援企業」の登録
  • 一般事業主行動計画(女活法)
  • 男女共同参画推進事業所の認証
  • 地域貢献活動等に係る表彰
  • 障害者の雇用
  • 保護観察対象者等の雇用
  • ユースエール認定
  • 新分野進出企業表彰

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