入札参加資格とは

入札参加資格とは、公共工事を発注する行政機関(国、都道府県、市区町村など)が定める基準に適合していると認められた事業者に与えられる資格です。この資格を得ることで、発注機関が行う工事の入札に参加することが可能になります。

審査の流れ

入札参加資格審査は、以下のような流れで行われます。

  1. 申請書類の提出: 事業者は必要な書類を揃え、所定の窓口に提出します。
  2. 資格審査: 提出された書類を基に、発注者が資格審査を行います。審査基準は発注機関によって異なるため、各機関の要件を確認することが重要です。
  3. 資格者名簿への登録: 審査に合格した事業者は、入札参加資格者名簿に登録され、以後の入札に参加できるようになります。

申請のタイミング

申請時期には、資格名簿の有効期限の始期から認定を受ける定期申請と、有効期限の途中から認定を受ける随時申請があります。また、入札参加資格審査には、おおむね1週間から1か月程度の時間がかかります。

入札参加資格審査(富山県の建設工事)

入札参加資格の審査の申請は発注者や資格の種類によって要件や手順が異なります。ここでは富山県の建設工事の入札参加資格審査を紹介します。

富山県の建設工事の入札参加資格審査の定期受付は2年ごとに行われています。現在の名簿は令和7・8年度名簿です。定期受付は令和6年10月から12月まででした。

令和7・8年度入札参加資格審査申請について(定期受付・随時受付) 

1 申請書等の提出期日及び提出場所

定期受付の場合
 受付期間  令和6年10月1日~令和6年12月20日
 受付場所 各土木センター企画管理課業務班
随時受付の場合
 受付期間 令和7年4月1日~令和8年12月25日
 受付場所 各土木センター企画管理課業務班

2 提出書類

  • 建設工事入札参加資格審査申請書(様式第1号)
  • 入札参加資格者(債主)登録書(新規・変更)(県内業者用)(様式第2号)  
  • 経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の写し  
  • 納税証明書   ※国税及び富山県税の納税証明書が必要
  • 誓約書(様式第4号)
  • 営業所一覧表(様式第5号)
  • ISO9001の登録証及び認証範囲の確認できる書類の写し
  • 除雪業務等の委託契約書等の写し
  • 災害協定への参加を証する書類
  • 災害協定の規定に基づき、提供することが可能な建設機械を報告していることを証する書類
  • 消防団協力事業所に認定されたことが確認できる書類の写し
  • エコアクション21の認証取得を確認できる書類の写し
  • 次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画策定届の写し
  • 以下省略

3  提出部数

  3部

4  受理できない申請書等

  1.  申請日現在で、建設業法による「建設業の許可」を受けていない場合
  2. 建設業法に規定する経営に関する客観的事項の審査に関し、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書を受け取っていない場合
  3. 雇用保険、健康保険又は厚生年金保険にいずれか一つでも未加入である場合(加入義務のない者は除く。)
  4. 国税又は富山県税に未納又は滞納がある場合
  5. 申請者が、地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第1項各号のいずれかに該当する場合
  6. 申請者が、地方自治法施行令第167条の4第2項各号のいずれかに該当すると認められる者で、知事が期間を定めて競争入札等に参加させないこととした者のうち、当該期間を経過しない者又はその者を代理人、支配人その他の使用人又は入札代理人として使用する場合
  7. 申請書若しくはその添付書類に虚偽の記載をし、又は必要な変更届を提出しなかったために競争入札参加資格者名簿から抹消された者で、その事実があった後3年を経過しない場合
  8. 申請者が、富山県暴力団排除条例(平成23年富山県条例第4号)第6条に規定する暴力団員又は暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有する者として公安委員会規則で定める者(⑸に該当する者を除く。)に該当する場合
  9. 申請書に不備や不足がある場合
  10. その他、内容の審査が困難と認められる場合 

5 入札参加資格決定の通知

定期受付の場合 令和7年3月下旬、申請者あてに通知
随時受付の場合 認定後、速やかに申請者あてに通知

6 入札参加資格の有効期間

定期受付の場合 令和7年4月1日~令和9年3月31日
随時受付の場合 認定の日から令和9年3月31日まで

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